【ひとりの時間、内なる旅~今夜の一冊☆エリーズ・ボールディング『子どもが孤独でいる時間』】
冬の木立が凛と空に向かう日々。
寒さが厳しくなってきました。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか?
今夜放送のラジオ番組のお知らせを♪
調布FM「神泉薫 Semaison スメゾン 言葉の庭へ 第2章」
スメゾンとは、フランス語で種まきを意味します。
人と人、人とことばを結んでゆく「ことばの種まき」をテーマに
読みつがれゆく本のご紹介、そして、詩の世界をお送りしていく番組です。
リニューアル、第2章では、児童文学作品や、絵本や制作に携わる方々の本など、
子どもたちの心や世界に光を灯す本たちをご紹介しています。
今夜ご紹介する一冊は、
エリーズ・ボールディング著 松岡享子訳
『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』(こぐま社/1988)。
社会学者であり、五人の子の母であり、そしてクェーカー教徒である
ボールディング婦人によって書かれ、1962年にアメリカで出版された一冊。
婦人は、人間がひとりでいる時間を持つことは必要で、自由であること、
自分自身を発見すること、ひとりでいるときにしか起こらない
ある種の成長があると説きます。
おとな同様に、子どもにとっても大切なひとりの時間の豊かさや
子どもを見守るおとなへの新たな視点を投げかけてくれます。
松岡さんの凛とした翻訳に、共感を誘う温かさが滲みます。
そして、詩の朗読のコーナー
お送りする詩は
北原白秋の「ころころ帽子」。
週末の夜のひととき、20:45~21:00の15分間、
どうぞおつき合いくださいね!
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※放送内で、出版社名、出版年、誤りがありました、下記に訂正させて頂きます。
【誤】 童心社/1967 → 【正】 こぐま社/1988
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