【「みらいらん」書評掲載☆二条千河著『亡骸のクロニクル』】
池田康氏編集・発行・洪水企画「みらいらん」9号に、書評が掲載されました。
二条千河氏詩集『亡骸のクロニクル』(洪水企画)について書かせて頂きました。
北海道、北の大地を舞台に、太古の風の匂いを含んだ硬質なことばの杭が立ち並びます。
「抒情を排した乾いたことばたちは、夜空の闇に点滅する星のようだ。」(一部引用)
凛とした祈りの火が灯る一冊です。
『亡骸のクロニクル』は、第55回北海道新聞文学賞〈詩部門〉佳作をご受章されました。読み応えのある作品です。ぜひ手に取ってみ下さい。
また、同雑誌に、池田康さんが
試論集『十三人の詩徒』(七月堂)の書評を書いてくださいました。
「神泉薫の評論の文体はよくうたう、調子の高らかさを特徴としていて、その詩人についての叙情詩を読むような感覚がある。事実の闡明とか厳密な評価とか、批評家たちが腐心するそういうことよりも、自らのうちに生じる共鳴や感応を散文の調べにひびかすことが第一となる。」
本当にありがたいことです。
多くの読者に届きますように。
【洪水企画】
▶「みらいらん」(定価:1000円+税)
※全国の書店にてご注文いただけます。
また、上記サイトから、直接ご購入も可能です(送料サービス)
ご高覧頂けましたら嬉しいです。
どうぞ宜しくお願いいたします。
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