かわいい鴎外。妻への手紙。


大作家、森鴎外。「舞姫」や「高瀬舟」など、格調高い文章をたくさん書いていますね。


優秀な医者で、エリートコースまっしぐら。ちょっと近寄りがたい印象がありますが、鴎外のかわいらしい一面が垣間見える作品があるのです。


鴎外が日露戦争に赴任していた時、妻しげによせて書いた手紙には、生まれたばかりの娘、茉莉を気づかう子煩悩な様子や、妻を「やんちゃどの」!などと書く、ひとりの男性の素朴な姿があらわれています。


ユーモアとやさしさで、家族をつつみこんだ鴎外。元祖イクメンなのでしょうね!


鴎外の『妻への手紙』(ちくま文庫)を朗読した、調布FMラジオ「神泉薫のことばの扉」第19回、2017.11.11放送分アーカイブにてお聴き頂けます。ぜひ、クリックしてくださいね!


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「ことばを贈る 言葉を届ける コトノハの種まきを」 時代と共に「ことば」を耕します。