【金木犀の香りとともに】
芳しい金木犀の香りが
風にただよう季節になりました。
昨日、ポストを開けると一枚のはがきが。
試論集『十三人の詩徒』(七月堂)を
読んでくださった読者の方からのお便りでした。
肉筆で書かれた心温まるご感想に
ほんとうに胸が熱くなりました。
手に取ってくださり、
ページをひもといてくださったこと。
ご感想を届けてくださったこと。
心より感謝です。
長い時間をかけて書き綴った
愛着ある一冊。
ペンがとどこおることも
たくさんありましたが
こうして読者の方の声に触れて
ああ、書いてよかったと思いました。
本を開く
読み手の心に
ことばの光を灯すこと。
詩歌の魅力、そして
一つ一つのことばには
確かな光があることを届けていきたい。
初心を忘れずに
今日も、心静かに机に向かいます。
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