【赤ちゃん絵本の第一歩~今夜の一冊☆松谷みよ子『いない いない ばあ』】


空を洗う雨音に耳を傾ける日々。

まばゆい陽射しが愛おしいですね。


4月からスタートしましたラジオ番組のお知らせです。


調布FM「神泉薫 Semaison  言葉の庭へ 第2章」


スメゾンとは、フランス語で種まきを意味します。

人と人、人とことばを結んでゆく「ことばの種まき」をテーマに

読みつがれゆく本のご紹介、そして、詩の世界をお送りしていく番組です。


リニューアル、第2章では、児童文学作品や、絵本や制作に携わる方々の本など、

子どもたちの心や世界に光を灯す本たちをご紹介しています。


今夜ご紹介する一冊は、

松谷みよ子 あかちゃんの本  瀬川康男 え『いない いない ばあ』(童心社/1967)。


1967年の刊行から、半世紀あまり長く愛されている元祖、赤ちゃん絵本。


くま、ねこ、ねずみ、きつね、のんちゃんたちが登場、リズミカルなことばと優しい絵で、読み聞かせの第一歩にお勧めの一冊です。


作者の松谷みよ子さんの作品は、以前放送させて頂いた番組でご紹介したことがあります。


原爆をテーマとした童話

松谷みよ子作・司 修 絵『ふたりのイーダ』(講談社 青い鳥文庫/1980)。

放送分アーカイブはこちらから(2020.8.6放送)


松谷さんの作品は、幅広いテーマを扱っていますが、その根底には、「いのち」の尊さを祈る思いが波打っています。


「いない いない ばあ」。


そのことばの魅力、楽しさへまなざしを向けて、お母さんと赤ちゃんを優しく包む時間が

育まれますように。



そして、詩の朗読のコーナー

お送りする詩は

北原白秋の「りんご 」。


週末の夜のひととき、20:45~21:00の15分間、

どうぞおつき合いくださいね!



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詩人・作家 神泉 薫(Kaoru Shinsen)のブログ ~言の華~

「ことばを贈る 言葉を届ける コトノハの種まきを」 時代と共に「ことば」を耕します。