【子どもの気持ち～今夜の一冊☆中川李枝子『いやいやえん』】
如月、節分を越え
ゆっくりと春の足音が聞こえてきます。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか？
今夜放送のラジオ番組のお知らせを♪
調布FM「神泉薫 Semaison スメゾン 言葉の庭へ 第２章」
スメゾンとは、フランス語で種まきを意味します。
人と人、人とことばを結んでゆく「ことばの種まき」をテーマに
読みつがれゆく本のご紹介、そして、詩の世界をお送りしていく番組です。
リニューアル、第２章では、児童文学作品や、絵本や制作に携わる方々の本など、
子どもたちの心や世界に光を灯す本たちをご紹介しています。
今夜ご紹介する一冊は、
中川李枝子 作、大村百合子 絵『いやいやえん』（福音館書店／１９６２）
名コンビ、中川李枝子 作、大村百合子 絵による短編童話集です。
保育士として子どもたちと向き合った中川さんの実体験が
生き生きと物語の中に息づく作品。
表題作の「いやいやえん」は、
なんでも「いや！」という
元気でちょっぴりきかんぼうの「しげる」が主人公。
「いやいやえん」で過ごす中で
少しずつ、心の芽が成長していきます。
子どもの気持ち、自然な感覚、素朴でまっすぐで
やんちゃな子どもたちの姿を
愛おしく感じます。
そして、詩の朗読のコーナー
お送りする詩は
北原白秋の「ピーナッツ」。
週末の夜のひととき、２０：４５～２１：００の１５分間、
どうぞおつき合いくださいね！
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