【雑誌掲載のお知らせ】「みらいらん」3号/「私たちの骨は「稲妻」である。─オクタビオ・パスによせて」
詩人の池田康さん、編集発行の詩誌「みらいらん」3号、小特集「異国の詩歌と睦ぶ」のページに、エッセイを書きました。
テーマは、深く思い出に残る外国の詩について。
自己の精神の形成に影響を与えた詩句、あるいは、外国の詩の、日本の詩とは異なるリズムや思考法が、自分の詩にどのような影響を与えたかなど。
独自の〈黒船経験〉を語って欲しいとの要望で、私は、学生時代から大好きな詩人、オクタビオ・パスについて書きました。
オクタビオ・パス(1914 - 1998)は、メキシコの詩人・批評家・外交官で、日本にも来日したことがあり、東洋思想への造詣も深く、行と行の間に横たわる余白に、高潔かつ清潔な官能性を持つ稀有な詩人です。
評論集『弓と竪琴』の冒頭は、とても煌びやかな一文。
「ポエジーは認識、救済、力、放棄である」
一文一文がまるで「詩」のよう。ことばにみなぎるポエジーに感銘を受けました。
私の詩は、日本の詩よりもずっと、外国の詩の影響が強いかもしれません。
エッセイ「私たちの骨は「稲妻」である」─オクタビオ・パスによせて」
ご興味がわきましたら、ぜひ読んでみてください。
★池田康さん ホームページ http://www.kozui.net/
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