【光の子ども】娘の詩
年の瀬の慌ただしい日々。
けれど、冬のまばゆい光は
どこか、懐かしい記憶を呼び覚ますようです。
ふと娘の机に置いてあった一冊のページを開くと、忘れていた詩がありました。
娘が小学校3年生のとき書いた詩です。
光の子ども
「こんにちは」
私がとびらを開くと
小さなまどから
やさしい声が聞こえてきた
それは
ぱあっと いっしゅん 光った
まぶしかった
光が私をつつみこんだ
まるで
天にのぼるような気持ちになった
それから
また
大きくてキラキラした
うすいオレンジ色の光がさしこんできた
お母さんかな?
その日だけ
夕方
あそびにきたんだ
光の子ども
第24回国民文化祭・しずおか2009文芸祭 現代詩部門、小学生の部で入選した作品です。
むかしむかしの懐かしい思い出です。
子どもはみな、あるとき詩人である、とは真実かもしれませんね。
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