【また会えたね!~渋谷文芸食堂・こども食堂開催 No.4】


秋の空。

透明感のある青さがまぶしいですね。


先日、10月12日(土)恵比寿、景丘の家にて

渋谷文芸食堂、こども食堂、和やかに開催いたしました。


4組の保護者の皆様、子どもさんたち4名、スタッフ、ボランティアさん、

わいわいと楽しく、美味しいごはんと本やことばに親しむ時間を分かち合いました。


今月の図書コーナー、テーマは、「食」。


『お米の図鑑』、『イネの一生』、『おだんごスープ』、『「いただきます」を考える』、『おいしいおと』など、科学系から物語絵本まで、「食」から広がるさまざまな本が並びました。ひとつのテーマに含まれる豊かな発想が楽しいですね。


また、10月ということで、絵本と食を結ぶ試み、ハロウィンの絵本とお菓子コーナーも🎃



メインのごはん。メニューは「トマトハヤシライス」。

キッチンに置かれた、メニューと、「いただきます」の前に読む詩の本と無洗米。

渋谷文芸食堂ならではのアイテムです!



この日は、金子みすゞの詩、

「私と小鳥と鈴と」を朗読しました。(川口晴美 編『名詩の絵本』(ナツメ社))


 私が両手をひろげても、

 お空はちっとも飛べないが、

 飛べる小鳥は私のやうに、

 地面を速くは走れない。


 私がからだをゆすっても、

 きれいな音は出ないけど、

 あの鳴る鈴は私のやうに

 たくさんな唄は知らないよ。


 鈴と、小鳥と、それから私、

 みんなちがって、みんないい。

  

ひとつの大きなテーブルの前で、ことばを届けるお時間。

そっと耳を傾けてくれました。


美味しいごはんをいただきながら、料理長ふじもんさんに、

食べたいごはんのリクエストも。

「おでん!」、「うどん!」など、思わず笑顔がこぼれました。



好きなことばを書いて貼る、「言の葉の木」コーナー。

何を書こうかな?

一生懸命考えて、かわいらしい葉っぱをつけてくれました。

色とりどりの葉っぱがたくさん生い茂りました。

言の葉の森が豊かに広がりますように。



7月からスタートしました渋谷文芸食堂・こども食堂、

リピーターさんもいらしてくださり、「また会えたね!」と心から嬉しくなりました。

これからも、美味しいごはんと楽しい言葉体験をご提供できるよう

心を込めて運営して参りたいと思います。



次回開催は、


★11月30日(土)16時〜19時

景丘の家 2F~

       

★お問い合わせはこちらから♪


★渋谷文芸食堂・Poetry Factory HP



詩人・作家 神泉 薫(Kaoru Shinsen)のブログ ~言の華~

「ことばを贈る 言葉を届ける コトノハの種まきを」 時代と共に「ことば」を耕します。