詩人・作家 神泉 薫 Kaoru Shinsen ~言の華~

日々を彩るコトバの記憶

「呼び交わす水」─ note“日々の泡・思索の森”─


水。水。水。 

水について不意に思いを巡らせる。 


 数日前のことだ。 

水に触れて、洗面台を磨いていた時、 

まっさらな白い泡を見つめていると、すっと涙があふれてきた。

今ここに存在する「わたくし」。 


肌に触れる水の冷たさが、じっくりと内部に染み通ってゆく。 

そのひんやりとした刺激が、水と私とを繋ぎ、呼び交わし、響き合ったような気がした。