【詩は地下水脈のように】
昨日は、詩集『白であるから』の版元、明大前にある七月堂さんへご挨拶に伺いました。
たくさんの詩集に囲まれて、詩のお話ができる時間は、この上ない幸せです。
詩はふだん読まれることの決して多くはないジャンルですが、日本語、母語の力を根底から支えている地下水脈のようなもの。
そのような深く心に響くことばを交わしながら、立ち並ぶ詩集たちを見つめていました。
一歩一歩、また新たな詩作へ向かっていこうと勇気づけられました。
古書部は、定休日でしたが、お写真を撮らせて頂きました。
店頭に佇む姿を見ることは、とても嬉しいです。
そして、昨日買い求めたのは、刊行されたばかりの、辻和人さんの新詩集『ガバッと起きた』(七月堂)。
ご自身の婚活についてユーモラスに語った詩集。結婚情報サービスに駆け込み、最愛の人と出会い、マイホームを持ち、和やかな生活を築いていく日までのドキュメンタリー。ことばは、とてもリズミカルで爽快。読み終えると、ほっと和やかな気持ちになります。
誰かと肩を並べて生きることの温かさが伝わってくる作品。
ぜひ手に取ってみてくださいね。
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